働き方が変われど、今も昔も変わらずに大事なことがあると思います。
「主体性をもって働く」というスタンスです。
むしろ多様な働き方に寛容で変化の目まぐるしい時代だからこそ、主体性がより重要視されているのではないでしょうか。自戒も込めて考えていきたいと思います。
主体性とは
そもそも主体性とは何なのでしょう。
端に能動的にアクションを起こすことだけでなく、自分の意思や判断に基づいた上で、責任をもって行動する性質や態度という意味も含んでいます。
「自分の頭で考えて、決定して、行動する。そしてその責任も持つ。」ということです。
あらゆる物事において自分自身で当事者意識を持つことともいえます。
なぜ重要視されるの?
コロナ禍で急激に時代が進み、常に変化に順応していくことが求められる時代ではないでしょうか。リモートワークなどの働き方のバリエーションが増えたことも、自分の頭で考える機会が増え、重要視される要因のひとつになっているかと思います。
対面で指示を仰ぐことができず、結果がすべてのリモートワークでは、主体性が特に求められるからです。
主体性がなければ、変化に順応できず、どんどん生き残ることが難しくもなってくるでしょう。ただ言われたことだけをやる受動的な態度ではAIに取って代わられ、社会で居場所がなくなってしまうかもしれません。
だからこそ、自分の頭で考える主体性が求められているのではないでしょうか。
主体性を身につけるメリットは?
少し脅かす言い方になってしまいましたが、主体性を身に付けると本人にも周りにもメリットがあります。
チームワークが活発になる
まず考えられるのがチームワークの活性化です。各々が主体性をもって業務に取り組むことで、さまざまな意見が飛び交うようになると思います。それぞれが意見を持つことで、建設的な議論がしやすくなると思います。
対面非対面に関わらず、どんどん発言しやすい空気に変わっていくという好循環も実現できるかもしれません。
論理的に考えられる
自ら考えて判断しチームの中で意見するためには、論理的に考える必要があります。なぜそう思うのか理由がなければ、有意義な意見交換ができないからです。主体性をもつことで、自然と論理的な思考に繋がるわけです。
ゼロベース思考に近づく
主体性をもって考えることは、ゼロベース思考にも近づきます。ゼロベース思考というのは、過去の成功例や先入観などから一旦離れ、ゼロから考えてみるということです。変化が早い時代には柔軟な発想が求められ、常に今までの前提を疑う癖も必要になります。
「自分の頭で責任をもってゼロから考えてみる」
このように物事を捉え、そもそもの必要性なども含めて考えることは、主体性がなければ実現できないでしょう。
主体性を身につけよう
誰かがやってくれる、指摘してくれるという受動的な態度では、自分の可能性を自ら狭めており、他責にする癖がついてしまいます。
些細なことから当事者意識をもって、「自分が解決する」「自分で責任を持つ」という気概で取り組めば、自ずと主体性が身についてくるのではないでしょうか。
筆者自身、常に肝に銘じておこうと思います。
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