私たちが開発・販売しているTCD WordPressテーマでは、各テーマごとにデモサイトを作成しています。デモサイトは、付属のマニュアルを参考に、テーマの機能のみで作成できるサイトの一例です。
そんなデモサイトは、テーマとデモコンテンツによって構成されているのですが、今回はそのデモコンテンツの在り方について、TCDの考えをシェアいたします。デモといえど、重要度は高いです。
デモコンテンツは何のためにあるのか
例えば、あなたが上質なジャケットを探しているのを想像してみてください。
高価で長年使えそうなものとなれば、サイズ感や素材を吟味するほか、
「どんなシチュエーションにフィットするのか。」
「どんなコンセプトのブランドなのか。」
「どんな着用例があるのか。」
こんなことが気になる方もいるでしょう。
要するに、商品を吟味するときには、その活用例やコンセプトを示す演出が少なからず必要ということなんです。
ジャケットのみを単品で見るのと、トータルをコーディネートしたモデルやマネキンに着せてあるものとでは、全く印象が異なりますよね。
ジャケットのクオリティ自体はいずれも同じですが、商品単品ではコンセプトや着用例を演出しづらいわけです。具体的なイメージが湧かないので、どんなスタイルにフィットするのかも想像しにくいんですよね。
どんなにクオリティの高い商品でもそれではもったいないです。
デモコンテンツも同じで、どんな活用例があって、どんなスタイルにフィットするのかを演出するためにあるのです。
リアリティを追求するTCDのデモコンテンツ
活用例を示す役割のデモコンテンツですが、私たちTCDのデモはリアリティを追求しています。実在すると錯覚するようなレベルで作り込むんです。
なぜなら、テーマを使った「いちモデル」としてお客さんの参考になる必要があるからです。
先の例に倣うと、あくまでWordPressテーマは服です。どんな人がどのように着こなすかで、印象が大きく変わります。まったく同じジャケットでも、モデルや着こなしによって印象が変わることがありますよね。
TCDのデモコンテンツも同じで、イメージを伝えるためのモデルとしての役割も担っています。
では、そのモデルの着用例にリアリティが無かったり、杜撰だったらどうでしょうか。
「だらしない(ダサい)モデルが着用している」
「お客さんが着用例をイメージできない」
「コンセプトが伝わらない」
テーマ(服)が良くても、デモコンテンツ(モデル)が残念だと、イメージが180度変わってしまいます。
それが、私たちがデモコンテンツにこだわる所以です。
いかに”着用イメージ”を想像できるか。”自分ならこう着る”というイメージが湧くかどうか。そういった点にこだわるためにリアリティを追求しています。
例えば、サイト内のあらゆる箇所で「ここに画像が入ります」「ここにテキストを入力できます。」というような説明だけならどうでしょうか。リアリティがなく、お客さんに利用イメージを伝えることは難しいです。コンセプトも正しく伝わらないですし、商品の価値も下げかねません。
だからこそTCDテーマのデモコンテンツは、内容はもちろん、表現・文字数、画像のクオリティに至るまで、徹底してこだわっているわけです。
目指すべきデモコンテンツの在り方
TCDのデモコンテンツは、次のような部分を意識してつくっています。
- リアリティのあるコンテンツであること
- お客さんが活用例を想像しやすいこと
- こんなサイトがつくれるんだと感動できること
テーマ本体も当然ですが、上記のようなデモコンテンツがあってこそ、はじめて良いデモサイトとなると考えているからです。
「本当にこんなサイトがあったらいいのになぁ」
「デモコンテンツのここを真似してみよう」
などとお客さんに思っていただけることも大切にしている部分です。ありがたいことに、実際にデモコンテンツのキャッチフレーズや文字量などを真似していただいているサイトを拝見することもあります。
また、目指すところは「楽しめるデモサイト」でもあります。
テーマのコンセプトや活用例を伝えるのは前提ですが、そこにリアリティやユーモアがあれば、読み物としても楽しんでいただけますよね。
数あるデモサイトの中には、社会情勢や時代背景を落とし込んだりしているものもあります。TCDでは今後もそういった二次的な面白さも含めて、デモコンテンツをつくっていければと考えています。
デモサイトを集めたギャラリーも運営していますので、ぜひこちらもご覧ください。
>>TCD GALLERY | WordPressテーマ「TCD」の全作品を収録したギャラリーサイト
コメント