空堀商店街にやってきました。
本日はデザインプラス社の自社ビル物件をご紹介したいと思います。と言っても大変小さな物件で、あっと驚くようなものではないです。
これから外壁や内装をやって、松屋町、谷町筋六丁目界隈の街並みに合った建物に作り変えていきたいと思います。
空堀と言えば下町のイメージ。老舗の八百屋や魚屋さんなどが今も元気に営業されてます。
昨今は新しいお店も出来てきて、大阪では人気のスポットになりつつあります。既に住宅需要は谷六から玉造、上本町界隈まで上町台地全体に染み渡っています。埋立地の多い大阪ですが、ここは昔から存在していた地域なので歴史も深いです。
空堀商店街のメイン通りの商店街から一歩それると、古い建物をリノベーションした古民家カフェや飲食店やオシャレな雑貨屋さんが見えてきます。
商店街から一本南の通りに今回ご紹介する物件があります。
この物件は今年1月に114年の歴史を閉じたサクマ式ドロップス大阪営業所(佐久間製菓さん)として使われていたもの。何やら縁起が良さそうという理由で、今回デザインプラス社の新社屋に選ばさせてもらったんです。
中に入ってみましょう。
1階。倉庫として使っていたのかもしれません。
受水槽があったのでしょうか。今は取っ払われてます。
階段を上がってみます。
レトロな給湯室があります。
2階はオフィスとして使われていたのでしょう。
3階へ行ってみます。
ここは2階と同じ間取りですが、和室があります。従業員の休憩室として使われていたのかもしれません。
さらに屋上へ行ってみます。
どうです?これ。この物件で一番気に入ったのが屋上。ここで休憩したり仕事したり、テナントさんが自由に使えるようにしてもおもしろいかもしれませんね。
植物やテーブルを置いて、いい感じにできそうです。
建て替えも検討はしたものの、やはり古きものを良くしたい、どうなるかを見てみたいという気持ちがあり、今は全面リノベの方向で動いています。その方が建物も喜びますよね、きっと。
当社は3階に入居予定で、1階はカフェ、2階は古着屋や雑貨屋などに入居してもらいたいです。なぜ1階がカフェかというと、このあたりの街並み一帯を明るくしたいと思っているからです。空堀はオシャレな店が点で散らばっているのですが、ちょうどこの建物がそのギリギリの範囲にあります。ですから、ここが変わることで、他一帯の環境変化、新陳代謝を促すのではないかと考えています。このあたりは京都のような小径や古民家がまだまだ残っているため、街全体が生まれ変わるポテンシャルがあるのです。
だから、この建物が生まれ変わる意義は大きいと。
とは言え、工事は一旦やってしまうとやり直しが利きにくいため、急がずやっていきたいです。すべて完成するのは早くて来年末あたりでしょうか。また変化がありましたら報告します。
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