こんにちは!TCDユーザー様へインタビューをしに、全国行脚している「ひっしー」です。
今回はTCDテーマ「KADAN」をご利用いただいている山梨県の大嶽山那賀都神社さんへインタビューに行ってきました!インタビュー記事は「TCD公式サイト」からご覧ください。
那賀都神社さんは標高が1,000mほどあり、駐車場から拝殿まで20分程度の距離がある秘境ともいえる場所にある神社です。更に、国司ヶ岳の天狗尾根(2,436m)に位置する奥宮は簡単に行けるところではありません。このような神聖な場所に宮司さんや本間さんと一緒に行けるなんて、めったにない機会です。宮司さんは奥宮に行くのは2~3年ぶりだそうです。
今回の主なイベントです。
- 宮司さん夫妻、広報担当の本間さん夫妻と奥宮登拝
- 那賀都神社へ参拝
- 御祈祷を受ける
神聖なパワースポット「奥宮」登拝の様子をご紹介いたします!
奥宮登拝へ向け出発
早朝6:00「道の駅 花かげの郷まきおか」にて待ち合わせです。まずは、広報担当の本間さん夫妻と合流しました。ロン毛でワイルドな風貌の頼れる兄貴という感じの本間さんと、スラっとした美人な奥さまです。それから間もなく、宮司さん夫妻も到着。宮司さんの車で大弛峠(おおだるみとうげ)の登山口へ向かいます。
登山口へ向かう道中はフロントガラスに雨粒がポツポツつく霧雨の状況。梅雨の時期ですが、何とか晴れてほしいです。市街地では日中30℃を超す日もあるようですが、山の上は7~8℃くらいとかなり気温差があるようです。確かに登山口に向かうにつれ、少し肌寒くなってきました。約1時間ほどで大弛峠駐車場に到着。ここ大弛峠は標高が2,365mあり、自動車が通行できる日本最高所の車道峠らしいです。国師ヶ岳が標高2,592mなので、標高差はあまりありません。
登山口から奥宮のある天狗岩までは約1時間30分の道のりです。雨も弱まってきて、天候の回復が期待できます。最初の半分は登山道が整備されているため、比較的楽に行けるようです。既に標高が高いこともあり、少し行くだけで絶景が広がります。
ひんやりとして綺麗な空気と、風の音や鳥の声しか聞こえない癒しの空間がありました。今回、何も知らずに奥宮に行きたいと本間さんにお願いしたのですが、話を聞いてみると入山は6月から開始したばかりとのこと。取材当日が6月10日なので、まさに奇跡のようなタイミング。宮司さんと一緒に行けることもそうですが、このタイミングで来たのは何か意味がありそうです。「呼ばれたから来たんですよ。呼ばれないと来れない場所ですから。」と本間さん。登るにつれ天候も回復してきました。「今日は確実にツイてる!」そう実感せざるを得ない日です。
1時間ほど歩き「国師ヶ岳」に到着です。
ここから天狗岩までは30分程度です。だんだんと道が険しくなってきます。
ついに奥宮へ
巨石がゴロゴロしている道を進んでいくと、前方に剣が!
これ、すごくないですか?天狗岩の尾根に剣が鎮座しているこの光景。神様がいる神聖な場所という雰囲気です。
宮司さんを先頭に天狗岩を登ります。近づくと一つひとつの岩が大きく、その迫力に圧倒されます。天狗岩には祠があり、お供え物をして御祈祷をしていただきました。「農耕民族の日本人にとって一番大切なものはお米です。縄文時代から稲作文化の中で日本人の基本的な考え方、思想が育まれてきました。西洋の狩猟民族とは違い、日本人は農耕社会で、助け合いながら生活をしてきました。助け合う心、互いを気遣う心が昔から日本人の生活の中で育まれてきたんです。」と宮司さん。
自然の恵みにより自分たちが生かされていることに感謝の心を忘れず、互いに助け合う余裕をもっていたいですね。
岩の上で一休憩。宮司さんの奥さま自家製梅干しのおにぎりと蜆の味噌汁をいただきました。疲れた体にしみわたります。ここから天狗のお面のように見える岩があると教えていただきました。鼻が飛び出ていて天狗に見えますね。
下の画像、剣の上だけ雲なく、剣の先から何かパワーが出ているように見えませんか?偶然撮れた一枚ですが、まさに「パワースポット」ですね。
せっかくなので、剣の部分まで登ってみました。登山道が整備されていない時代にこの剣をここまで運ぶのは相当な苦労だったと思います。「日本では昔から山岳信仰の歴史があり、剣は邪を払い清める意味で使われてきました。山岳信仰と仏教・密教が結びついて修験道が誕生し、今の那賀都神社のある場所が修験道の道場になったそうです。修験道の開祖として知られる役行者(えんのぎょうじゃ)が国師ヶ岳に祀られている神様の声を聞き、養老元年の717年の3月18日に御霊を移したそうです。それから神社の歴史が始まりました。」と宮司さん。
国土の大半が山地の日本では山岳信仰も自然な流れですよね。
十分にパワーをもらい、下山します。今回驚いたのが、宮司さん夫妻の健脚ぶりです。宮司さんは70代だそうですが、山を駆け回るさまはまるで天狗のようでした。奥さまは膝が悪いとのことでしたが、微塵も感じさせず、とても速いペースで歩きながら「私、せっかちだから」と笑っていたのが印象的です。普段、那賀都神社へ往復しているだけでも相当な運動量なので、自然と鍛えられているんだろうなと思います。運動不足だなんて言っているのが恥ずかしくなりますね。
奥宮は神聖な場所です。ごみは必ず持ち帰る等マナーを守って登拝してください。また、岩場なので滑落などがないよう、十分お気を付けください。
下山して、午後からは那賀都神社へ向かいます。
神社編は以下よりご覧ください。
こんにちは!デザインプラスの「ひっしー」です。大嶽山那賀都神社さんインタビュー「神社編」です。奥宮登拝編の続きになります。聖域 那賀都神社さんの境内へ奥宮登拝を終え、「道の駅 花かげの郷まきおか」に戻ります。山の上は8℃くらいでパーカーを着ていても寒いくらいでしたが、...
番外編
仙台から山梨への道中もさらっとご紹介いたします。
今回は、バスで山梨まで向かいました。個人的にも初山梨なので、ワクワクです!
私「ひっしー」は宮城県仙台市在住なので、山梨までは新宿経由になります。
JR長町駅から高速バスでまずは新宿へ。
11:18長町発、16:53バスタ新宿着。約5時間30分の道のりです。
ウルトラマンのいる安達太良SAなどで休憩を挟みつつ、バスタ新宿に到着。
バスタ新宿で乗り換えて甲府駅を目指します。
17:35バスタ新宿発、19:34甲府駅着。約2時間の道のりです。
時間通り甲府駅に到着です。バスの時間の正確さもすごいですね。
翌日早朝6:00に待ち合わせなので、レンタカーを手配しました。
今回はトヨタレンタカーの「チョクノリ!」を使用してみました。24時間いつでも出発・返却ができ、事前に登録することで店頭での手続きも不要です。専用アプリで車の解錠・施錠ができるのってすごくないですか。便利な世の中になりましたね。
明日は「道の駅 花かげの郷まきおか」で待ち合わせです。甲府駅から車で30分くらいですかね。今日の宿をまだ予約していなかったので、これから探します。「石和温泉 石和びゅーほてる」さんが、恐らく甲府駅と集合場所の中間地点くらいにあり良さげ。「よし、ここにしよう」と予約して向かいます。
21:00ホテルに到着です。大浴場や露天風呂があり、快適なホテルでした。11:00頃に仙台を出発し、21:00にホテルに到着したので、約10時間の道のりでした。那賀都神社さんのサイトやYouTube動画を見ながら明日の登拝に向けて準備をしつつ就寝しました。
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